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パーソナリティ障害は、考え方や行動様式などが、一般の人と比べて著しく違った状態になる病気です。社
会活動、学校生活、仕事あるいは家庭生活など、他人とのかかわりが必要とされるポジションに置かれた場
合に、自分独自の考え方に固執し、周囲と問題を生じることがあります。通常は、思春期頃から症状が出て
くるようです。
パーソナリティ障害は、妄想性・統合失調型・反社会性・境界性などいろいろ種類があります。他ページに
も記載しているのですが、多くの場合カウンセリングやトレーニングで改善することが難しい症状です。
境界性の場合は、相談室近隣に迷惑をかけたりすることもあってもともと対象外とさせていただいています
が、他の症状についても、たとえば
ご来室当初
「絶対に改善したいので、頑張ります」
少し経つと
「なぜお金を支払ってまで来ないといけないのか、理解できません」
と豹変してしまいます。「なぜか分からない」が異性と同棲していたり、「なぜか分からない」が大学や高
校を中退したりするのも特徴に挙げられます。当相談室では、理由を確認することはできますが、だからと
いってそのプッツン病を改善することはできません。自分が認識できないのですから、周囲は手のつけよう
がないのです。
困ったことに、パーソナリティ障害の場合は、軽度発達障害やアダルトチルドレンのような病識(自分が生
きづらい)がありません。なので
「周囲が 自分を理解してくれない」
という自分から見た判断しかできません。周囲のせいでうまくいかないということですね。
上記の通り、特に手を焼くのが境界性パーソナリティー障害ですが、その他のものでも、一緒に暮らしてい
るご家族からすれば大変だと思います。
☆どうしても欲しくて商品を購入したのに、届くころには興味がなくなっている。
☆結婚する際に「なぜあなたに苗字を取られなければならないの」と抵抗する。
☆1000円の30%引きと1000万円の10%引きなら前者の方が得だと思う。
さまざまな独自性が見られます。しかも、自分が間違っていると精査する回路がありませんので、何か言わ
れると炎上したり、黙り込んだりします。
よく「アスペルガー症候群と似ている」とネット上では囁かれていますが、実際にはアスペルガーさんより
相当しんどいと思います。
境界性以外の方は、ヤル気があるタイプならお受けできますが、ご家族の応援が必要なケースが多いのも改
善できにくい原因でしょう。