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復職・職場復帰HEADLINE

復職カウンセリング

復職のポイント

通常の場合にはあまり触れられていませんが、休職理由
として多いのがアスペルガーや発達障害から派生するコ
ミュニケーション能力不足です。

   

山手心理では、これらの点も踏まえて復職について一緒
に考えていきます。

まず、うつ状態から脱出することが大切です。一般的に
は会社の心療相談室(EAP)でカウンセリングを受け
ることが多いのですが、初期の時点で、たとえば

   ○職場には行かねばならない

   ○転職は考えてはならない

などといわれると、改善以前の問題ですね。社内相談室
は当然のように会社側の立場で対応しますので、親切な
反面本心を出すことは難しい場合が多いです。大きなポ
イントとしては「社内人事制度と連携している」ことが
あげられます。

症状の把握がうまくいけば、一般のカウンセリングルー
ムに比べて休職や配置転換などが迅速に対処できるとい
うメリットもあります。その点を考慮して、医師やカウ
ンセラーを選択しましょう。

最近では「職場復帰の支援組織(リワーク)」を利用す
る企業も増加しています。リワークは、うつ病などで休
職期間が長期化している方、休職と復職を繰り返してい
る方などを対象に復職訓練を行っています。都道府県の
障害者職業センター(大阪障害者職業センターというよう
に都道府県名がついています)で実施しています。


原因によっては、復職ではなく転職や休職延長というこ
とについても考慮しなければなりません。
職場に復帰す
るかどうかを判断するもうひとつの材料が「労働強度」
という観点です。
たとえば、IT企業にうつが多いとい
われるのは、納期に間に合わせるためのバグ発見などで、
締め切り直前には睡眠も十分とれないという理由が大部
分です。

同じ職場復帰でも、単純労働と頭脳や身体を酷使する仕
事とでは雲泥の差が生じてくるわけです。職場復帰の場
合でも、元の職場が良いのか、新しい仕事が良いのかは
考える必要があります。会社の規模によっては、元の職
場でメンバーも同じということも多いですが、原因が改
善されていない(パワハラ上司などの存在)場合には転
職の方が現実的なこともあります。ただ、その場合には
就職後すぐに一人前の仕事が待っています。

復帰・転職まで含めて考えると、「原状回復」+「能力
強化」しておく必要があります。ただ「職場復帰」する
だけでなく「能力向上(特にメンタル・コミュニケーシ
ョン)」も同時に進めていくところが山手心理カウンセ
リング・SSTの特徴です。