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潰瘍性大腸炎・劇症肝炎


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☆潰瘍性大腸炎

大腸に潰瘍やびらんができる原因不明の疾患。クローン病とともに炎症性腸疾患 (IBD,) に分類される。

粘血便、下痢、腹痛、発熱などがある。 若年者でこれらの症状をみた際には潰瘍性大腸炎を疑って精査する必要がある。

合併症として腸閉塞、腸管穿孔をおこして緊急手術が必要となる場合がある。 また、潰瘍が深くなって固有筋層に及び、広い範囲の腸管神経叢(固有筋層の中層にある)が露出すると腸管の収縮機能が失われ、大腸の拡張をみるようになる。この状態が中毒性巨大結腸症であり、穿孔の危険もあるため腸管摘出が必要となる。

また、罹患中、治癒後とも大腸癌の合併頻度が高い。 この大腸癌は未分化で浸潤性が強く、悪性度の高いことが多い。


内科的治療による炎症のコントロールが不良で、下痢・腹痛(がもたらす精神的苦痛)や貧血状態が続くときは、活動性ある部分の腸管を切除する。

また、活動性が比較的低くとも、炎症が持続している病変部は将来癌化する恐れが大きいので、予防的に切除することもある。特に、生検で異形成が認められた場合はリスクがより高いため、積極的な外科的治療の適用となる。



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☆劇症肝炎

急速に肝不全症状に陥る肝炎で、意識障害(肝性脳症)を伴う予後不良の疾患である。ウイルス性によるものが圧倒的に多く、我が国では70〜90%を占めている。
そのうち、B型肝炎によるものが約50%を占め、非A非B型肝炎によるものが約30%、A型肝炎では約10%といわれている。 また薬剤によるものも約10%程度みられる。
肝の縮小が重要な所見である。肝性口臭も約半数にみられる。
腹水は経過の遷延する例ではみられるが、急激な経過をとる場合は認められない。
頻脈(100/分)、呼吸数の増加、血圧下降などがみられるが、これらは急性肝炎ではみられないので、鑑別に役立つことがある。

治療法の進歩に伴って本症の予後も多少は改善されたが、それでも現在なお生存率は30%以下であり、予後不良の疾患といえる。

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