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「転移」とは、治療を受ける側である来談者が治療者(カウンセラーやセラピスト)に対して抱くある種の
感情のことを指します。具体的には、父親や母親、兄弟や彼・彼女・ライバル・友人など来談者にとって人
生で重要だった人物との関係を重ね合わせることが多いようです。
平成26年に日本中を賑わせている「理研STAP細胞」についても、その存在はともかく、所内での転移と
逆転移の状態が激しく入れ替わっています。
カウンセリングの初期にはそんな感情は抱きません。転移が生じるのはある程度まで改善が進んでからです。
たとえば、
「カウンセラーさんはちゃんと話を聞いてくれているように思わせるだけで、それは私が聴いているふりをしてい
るからだ」
では、「逆転移」はどのようなものでしょうか。これはカウンセラーがクライエントに対して抱く感情です。クラ
イエントが自分の恋人・父親・母親・子供のように思えてくるのですが、本来カウンセラーになる前にこの感情は
自己分析して解消しておくことが必要です。
自分自身の考え方の傾向を知っておくことで、いざという場合にも対応できるからです。