一人の人物の中に、二つ以上の人格が現れます。主人
格と、それ以外の人格(交代人格)と呼ばれます。
解離性障害中でもっとも重く、切り離した感情や記憶が勝
手に成長して、別の人格となって表に現れます。
人格の交代は突然起こります。そのとき頭痛を訴えたり、
意識を失ったりすることもあり、また何の症状もなく入れ替
わる場合もあります。
主人格には、交代人格が表に出ていた時、重要な行動の
記憶が抜け落ちているといわれています。
しかし、実際には他の人格の存在には気づいているようで
す。また、それぞれの性格や行動、対人関係などについて
記憶している場合もあります。
また、異なった人格が互いに、友人・仲間・敵対者などと
感じていることもあります。
各人格は性別、年齢、性格などさまざまで、固有名を持っ
ているケースが多いようです。
主人格:太郎25歳 交代人格:花子52歳 など
*テレビなどで放映されることもありますが、それらはかな
り誇張した形式をとっていますので、娯楽としてご覧くださ
い。