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パラノイア(偏執病)HEADLINE

パラノイアとは

アメリカの格言(?)に【シリコンバレーではパラノイア
だけが生き残れる】というものがあります。

 パラノイア カウンセリング  パラノイア カウンセリング


実際、日本ではパラノイアという言葉があまり使われ
ていないために、何を指すのかもよく分かっていない
方が多いようです。ゲームの名前と思っている方もお
られると思いますが。(笑)

パラノイアは、ある特定の観念から理路整然とした妄
想を抱き続ける障害をさします。日常生活での言動や
行動については特に目立ったものがないために、統
合失調症とは区別されています。言い換えると、特定
の妄想をもちますが、それ以外は正常な人と(見た目
には)変わりないのが特徴です。

特定の妄想とは、恋愛妄想、迫害妄想、宗教妄想や
誇大妄想といったものです。一つの物事にだけ異常
な執着を示しやすく自己中心になりがちです。

この症状が悪化し、日常レベルまで支障をきたすよう
になると、妄想性パーソナリティ障害と呼ばれます。

パラノイア症状がある場合、 妄想の障害に対して立
ち向かう傾向にあり、例えば、自分の権利が侵害され
たと信じ込み、相手を訴えたりすることもあります。

以下代表的な症状を記載します。

恋愛妄想:恋人が誠実でないと嫉妬します。

復権妄想: 自分が何らかの犠牲になっていると信じ込み、訴訟や放火・殺人で復讐を果たそうとします。

解釈妄想:自分の周り全部が敵であるという考え方。

敏感関係妄想:他人の行動や言葉を全て自分と結びつけて考えてしまったりします。

ストーカーのなかには恋愛妄想をもったパラノイ
アが多いのではないかなど注目を集めています。
全体的には自分を過大評価する傾向にあり、話
や推論は論理的であるものの、誤った考え方や
錯覚に基づいていることから、普通に社会生活
を送る事ができるとはいうものの、対立や孤立
を生み出しやすいのです。

本人が過剰なストレスや重圧といった外傷的な
出来事に耐えられない場合、自分を守る機能として「自己都合な真実」を投影していくようになることも
あります。

治療は投薬とカウンセリングによって行いますが、
他の症状と総合的に判断することが必要です。